活動状況の報告


2001/10/27全体ミーティング

■学習会報告:「介助者とは?」

文責:浅野郁子



・参加者13人



----------みんなの意見・感想-----------


*Q→浅野 A→参加者 




「いつでもスケジュールが空いてるときは介助に入らないといけないような圧迫感」について

A1.わたしは逆にローテ係になってお願いする側に立たされたときのほうがつらい。


A2.新勧の時にされた説明と話が違うじゃないか、「だまされた」と思った。


A3.自分が説明する立場になったとき「できるときでいいですよ」と言いながら、顔がひきつっているようなそんな感じ。だましてる気分になる。だけど「できるだけ介助に入ってほしい」と言って最初から逃げられるのも嫌だし・・



「いっそのこと、ASKや実現する会をやめてしまいたい。」

 Q.これまで会をやめたいと思ったことのある人、手を挙げて下さい。

  →参加者のおよそ半分くらい




1)「介助に入る動機が曖昧」ということについて

Q.介助に入る動機として「自分のため」と思える実感をもっていますか?


A1.びらまきにための外出介助は毎回刺激があるから楽しいと思って入ってるけど日常の介助はどうかな・


A2.「自分のため」と聞かれても今はちょっとわからない。


A3.昔は今よりも少ない介助者で24時間介助をしていた。問題意識を持っている人だけが集まって一緒に障害者運動で闘っていた。介助はその活動の一環だった。授業より介助という風潮だった。今とは違う。




2)「ボランティア」について 

(b)無償介助と有償介助の違い

Q.ボランティアでの介助について何か意見はありますか。


A1.完全にボランティアで介助に入っていたときとお金をもらって介助に入るようになってからとでは自分の中での気持ちが少し変わったと思います。お金はもらえるんだったらもらえたほうがいいというふうに思うようになりました。


A2.週1回くらいなら自分の生活に支障がでないので、ボランティアでも介助できますが、それが自分のためなのかどうかは分からない。

浅野:介助が習慣として自分の生活の一部になっていれば、ある程度はボランティアでもできるのかもしれない。けど、わたしは限界があると思っている。

浅野に対する質問:お金が目的だとすれば、介助よりもっと割のいい他のバイトに変えることもできると思うのですが、どうして介助なんですか?

浅野:現在わたしがなぜ介助をしているのかという動機に関係してると思うんですけど、確かに75%はお金です。他のバイトをするのが面倒なこともあるので。だけどなぜ介助をやめないかという理由が残りの25%にあります。そのうちわけは、障害者に関わることで得られる何か(例えば問題意識を刺激されることでもあり、社会のことを考えるきっかけをもらったり、出会い)があることがひとつと、やめるときに気まずい思いをするのが嫌だという不健康な理由もそこにあるように思います。




3)「介助者が少ない」について

A1.名簿上だけの存在の人達に(厳しいという)現状を伝えて、その人達に介助をしてもらうようにするにはどうすればいいのか分からないのですが、どう思いますか。

浅野:わたしが言えることは自分の体験をもとにしたことだけなんだけど、介助以外のこと(運営・学習会・交流会)でその人達を誘うか有償金額をあげて呼びかけるかしてみる方法以外は思いつかない。



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このページは2001年11月6日に初めて公開しました。