2002年6月15日 学習会報告 上渕翔 ※レジュメ1枚、資料1枚配布
(1)「うわっ」 →「うわっ」は差別か?
(2)「障害があるなんてかわいそう」 →「なにかしてあげなくちゃ」は親切か?
(3)「障害があるのにすごい。えらい」→障害はすばらしいのか?
(4)「えこひいきなんてするな。健常者と同じように付き合えばいい」→“障害”をないものにできるか?
『迷いの体』石井政之著 三輪書店
『五体不満足』乙武洋匡著 講談社
『ゴーマニズム宣言・差別論スペシャル』 小林よしのり著 解放書店
『弱者とはだれか』 小浜逸郎著 PHP新書
『看護学雑誌』「わたしを好きになるまで」 JMPA日本医書出版協会
全体的に障害者が地域に出られないという状況に置かれ、障害者が健常者の目に触れることが少ないことが問題であるとする意見が多かった。健常者が障害者の姿を見慣れれば、障害者を目にしたときに感じる違和感はなくなるのかもしれない。
興味深いのは、健常者の会員からはそういった意見が多かったのに対して、障害者の会員からは、障害者が地域に出られるようになってもやはり異形のものには違和感を覚えるというのが人間の本能である、といった意見が聞かれたことだ。障害者が捉える人間像と、健常者が捉える人間像とでは違うのだろう。
しかし違和感を感じることが本能である、ないに関わらず、違和感=差別ではないというところでは全員が一致した。大事なのはその先の関わり方なのだ。
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